さてエアコンの回収・処分について考える時はどんな時でしょう。

例えば新しいエアコンを買って、今まで使用していたエアコンを他の部屋等に設置しないのならば古いエアコンは不要になりますよね。

またエアコンを処分したいけれどリサイクル料金を払うのがちょっと・・・という場合や、引っ越ししたらエアコンが既に設置していたからもう使わないという場合。

これは引っ越しで保管する場所もないですから本当に困りますよね。

最後は遺品整理等で困っている場合。

これも確かに設置したままでは、何かと都合も悪いですし、速やかに処理してしまいたいものです。

では通常の場合、どのように対処したらいいでしょうか?

皆さんもうお分かりですよね。

エアコンと言えばそうです、家電リサイクル法で定められている4品目のうちの1つです。

ちなみにこのリサイクル法によって持ち込まれたエアコンのほとんどが再商品化処理されます。

この再商品処理とは、破棄された家電から部品、材料を分離して、これを製品の材料や部品として利用するほか、燃料として利用できる状態にすることです。

 さて、家電リサイクル法で定められているということは処分方法についても、おのずと決まってきますよね。

処分方法は3つの方法で定められています。

購入先で引き取りをお願いする方法、民間の指定業者にお願いする方法、自治体へ引き取ってもらう方法ですよね。

そして重要なのが、その品目の料金に応じた「家電リサイクル券」を購入して支払う必要があるということです。

他にも収集手数料が必要でしたよね。

しかしなんとエアコンを無料で回収してくれる業者がいるのです。

「不用品回収業者のように怪しいんじゃないの?」と思う方も多いはず。

そうですよね、通常なら料金を支払って回収してもらうエアコンが「無料」ですからね。

回収できるエアコンの種類も、・一般家庭用エアコン・業務用エアコン・その他のエアコン(ガス・灯油型など年式の古いもの)も可能のようですよ。

ちなみに使用不可のもの・室外機も一緒に回収してくれるところがほとんどですので便利ですよね。

エアコン回収は無料?

ではなぜ通常では料金が発生してしまうエアコン回収が無料で行えるのでしょうか?

不用品回収業者のところでも述べましたが、なかには残念ながら悪徳業者が存在していることも事実のようです。

しかしこれもやはり回収する品目(この場合はエアコン)の内部の「資源」に関係があるのです。

エアコンの内部にはリサイクルできる金属がたくさんあるのです。

ですからそのような金属をエアコンから取り出して再利用できる業者は、無料でエアコンを回収しても十分利益がでるのです。

「廃棄または壊れたエアコンでも回収する」という業者や、「製造から○年、エアコンの取り外し等が容易」であるなど条件をつけている業者もいます。

しかし回収業者さんはどのくらい利益を得ているのでしょうか?

回収業者さんは集めたエアコンを金属の買い取り業者へ転売して利益を得ているようです。

1キログラムあたり○円が相場のようですので、エアコン1台で4,000~5,000円ぐらいの収益を得ているようですね。

無料で回収して1台あたりその値段、1日に何台か回収するだけでおいしい商売ですよね。

でもおいしい商売には何かがある、と思って利用する私たちが気を付けるしかありませんね。

エアコンのリサイクル料金

ちなみにエアコンのリサイクル料金はおおむね1,500円前後です。

一般住宅に複数台設置されていて、一度に複数台撤去するのならばかかる費用を心配しないといけませんが、そのようなことはめったにないと思いますので、ここはリサイクル料金+処理手数料を静かに支払ったほうがいいのかもしれませんね。